技術部 I.N
ビジネスでのメールやドキュメントの書き方について、皆様は悩んでおられますか?
私は悩み、迷っている子羊でございます
ビジネス文書って難しいですよねー
私が作成するメールやドキュメントは
主に確認依頼や報告を行うためのものになります
確認に関するものでは、内容に対してOK/NGなど返答をいただく必要が発生しますし
報告に関するものでは、受信者に理解していただかなければ困ったり、次の施策に進められなくなったりしますので
どちらの場合でも、速やかに理解し、飲み込んでいただく必要があります
これが中々うまくいかないのですよね……
そこで、この悩みに「効く」何かがないかと思い、とある本を手に取りました
その本は
著 小川哲 「言語化するための小説思考」
です
小川哲さんは直木賞を受賞されているSF作家さんですねー
本書はタイトルにあるとおり、小説思考として小川哲さんが小説を書く際の思考を
解体し、文章化したものです
ビジネス文書の悩みに対して、小説関連本では、有効活用が難しそうと思われるかもしれません
しかし、読んで貰うこと、伝えたいことをスッと受け取ってもらうことなどは
小説でも、文学でも、ビジネス文書でも、変わらないポイントかと思います
そのあたりのヒントがあればと手に取ってみました
(帯にあった「その文章、自分のために書いていませんか?」という一文もポイントでした)
まだ、読了と行かずナナメ読みの状態ではありますが
書評というか感想というかを述べてみたいと思います
ざっと全体を読んでみたところ
小説の書き方テクニック集ということではなく、あくまで「小説思考」として
小川哲さんの小説を書くこと、読むことについての思考を言語化して説明されるという構成でした
小説技術の話ではないため文章を届けるという意味では有効そうな内容ですね
ナナメ読みながら自分に効きそうな章を抜粋してみると
- 小説国の法律について
- 小説の「勝利条件」
- 「文体」とは何か?
- 君はどこから来たのか、君は何者か、君はどこへ行くのか
- 小説はコミュニケーションである
- 「伏線」は存在しない
の6つの章が該当すると感じました
詳細については是非手に取って読んでいただければと思いますが
6つの章の中でも特に次のポイントが刺さりました
- 情報を出す順序がとても重要である
- 文章は一方通行のコミュニケーションである
- 書き手の意図を超えて強い意味に取られてしまうこともありうる
- 伏線回収のような流れは暗黙の了解が必要になる
というあたりはビジネス文書にも十分通用しそうに思います
情報は思いついた順などではなく、時系列や重要度など適切な基準を軸に順序立て
誤読の無いよう強いワードは使わず、後で説明しますは基本的に避ける
というようなことになりますね
結局は「読み手を意識する」ということに集約されそうですが
もっと解像度を上げて理解するには、本書は良い手がかりになりそうだと感じています
先の通り、まだ読了してはいないので
今一度、本書を読み返しつつ
自身のビジネス文書の作成や修正を進め
子羊を脱することができればと思っております
同様のお悩みを持つ方々にも、良薬となるのではないかとも思っておりますので
小川哲さんの「言語化するための小説思考」をお手に取ってみてはが如何でしょうか