クラウドな時代に 自宅にメモリ一杯(搭載出来る)なサーバ作る!という記事です。
以前、10年型落ちの当時ハイスペックCPUを利用したPCを構築したブログを上梓しましたが、
https://www.db-tec.com/index.php/category/blog/0038
メモリ16GBって事で若干の不満を覚えていました。(買えよ。。。。)
またメモリ増設しても CPUが 普通のCore i7という事で 仕様的に64GBが天井となります(もっとメモリをー:by 北斗の拳のジャコウ)。
まぁぶっちゃけ メモリがー と言うより 手持ちのケースが E-ATX 対応のどでかい物になりますのでdual socketな「どでかいマザーボード」にしたいなーと思い(オイ)最近 ヤフオク等さまよっては居たのですが・・・・
CPU
まず CPU XEON E5-2650v2 の2個セットが 2500円弱で落とせてしまいました。
(2013年 発売当時の店頭価格は1個 12.5万円程度だった模様:https://blog.tsukumo.co.jp/honten/2013/09/xeon_e5_v2_cpu910.html)※外部リンク
これは 8コア16スレッド 最大3.4GHz なCPUとなります。
性能的には passmark というベンチマーク指標で 9,954 という事で
今売っているCPUでいうとIntel Core i5-1130G7 と同じくらいのCPUになります。
そして、2CPU構成では 17,547 というスコアになり、これまた今売っているCPUでは AMD Ryzen 7 2700X や Intel Core i5-11400F と同等。。。
ちょっと贅沢構成な一般PC位ですね、2つも使ってるのに・・・
ただ、2つで2500円!(使用電力等の運用に関わる費用はスルーしてください)
という事でCPUの性能だけ見ると 今のCPUのほうが断然上ですねー。
約10年前のCPUですからね。仕方ないです。
2つ使っても今のCPUのハイエンド 1つにボロ負けします。
そして発売年からも判るように windows11は サポート対象外です。
![](https://www.db-tec.com/wp-content/uploads/2022/04/1-1024x768.jpg)
最大メモリ
でXeonが手に入ったわけですが、サーバ用CPUという事で メモリにECC レジスタメモリを使うことができます。
これ、訂正機能付きのメモリで メモリエラーが発生しにくい物になります。
だからといって普通のメモリでメモリエラーがそんなに出るのか?影響が有るのか?って そんなに無いとは思います。
ただ、訂正機能がついていることにより大量メモリを扱うことができます。
ECC無しメモリであれば 128GB が上限でも ECC レジスタメモリであれば 768GBまでとか。(LRDIMMと言うメモリであれば更に大きいサイズが扱えるようです。)
いやぁ ロマンですね(自己満です)
※にしてもIntelはなぜコンシューマ用CPUのECC利用をさせないのでしょうか。
Pentium3の頃は使えたのに。
ちなみにRyzen(末尾G以外)はECCメモリ使えますので
学術計算等に利用する場合には XeonかRyzenで選択することになるのかなと思います。(逸般ご家庭用としてはRyzen一択(笑))
閑話休題
マザーボード
結構安くCPUが手に入ってしまったものですから仕方なく次はマザーボードの物色に入ります(仕方なく)。
ターゲットは Supermicroというメーカー の デュアルソケットの物で ソケットタイプは 「LGA2011」の物となります。
※XEON E5 2600及び 2600v2 シリーズは LGA2011 で v3,v4 が LGA2011-3というものになります。
他のメーカーもデュアルソケットのマザーボードを作ってはいるのですが、いかんせん販売台数が普通の1ソケットマザーボードが多いこと、
私の知識が薄いという事もあり、検索キーワードが中々良いもの思いつかないので
オークションで物色しようにも すべて目で見ていく必要が出てくるためです。
其の点、Supermicro は xeon向けという事で検索すると半分以上が2ソケットマザーボードなので 探しやすいんですね。
あと、個人的に耐久性と言う点で信頼しているメーカーと云うのもあります。
ここで気を付ける点が一つ。組み込み用マザーボードを選んでしまうと痛い目に会います。通常のATX、E-ATX 規格等の一般的なマザーボードか確認する必要があります。組み込み用だと電源ソケットの位置が違ったり、固定用ネジ穴、背面のLANやUSB等の位置が違ったりして PCケースに合わない可能性が出てくるからです。
めっちゃ良いの有りましたが ハンマープライスタイミングで寝落ちして 残念。
本当に残念。絶対落とせてた・・・orz
で、傷心のままオークションを彷徨っていると即決オークションで想定スペック以上の商品を発見し 若干予算オーバーながらポチッ。
構成概要としては
- 2ソケット
- メモリスロット24本(ここが想定スペック以上、想定では16スロット構成)
- SATA ×6、 SCU×1(SATA ×4) : 速度はSATA3 2つ、SATA2 8つ
- PCI Express ×16 4つ
- PCI Express ×8、×4 1つづつ
- マザーボード上にUSB A(ここに指したUSBメモリから起動可能、ESXi構成などでは非常に使い勝手が良いです)
SATA3 が少ないですが PCIで余っているSATA RAIDボードを増設すれば 速度面は解決します。
![](https://www.db-tec.com/wp-content/uploads/2022/04/2-1024x768.jpg)
メモリ
さて、これでマザーボードとCPUが揃いました。
電源、ストレージ、筐体、ケーブル等々は既に有るので 後必要なものはメモリです。
当面のメモリは 64GBとします。これで我が家最大メモリ搭載になります(現状の最大は メモリ48GB のPCが2台)。
DDR3 ECC registerd のメモリをヤフオク物色します。
マザーボードのメモリスロットは 24本有るので 仮に4GBのメモリを全部に差した場合96GB
8GBなら192GB、16GBなら384GB
とはいえ今メモリをそんなに買う余裕もないので 取り合えず
ヤフオクで 16GB を4本(計64GB)ポチリ。(計14000円程度)
本当はCPU1つに付き4の倍数本ずつメモリを指すと 一番パフォーマンスが良いのですが今回の予算上断念。
8GBのメモリにすると同価格程度で8本買える事になるのですが やはり夢の384GBを見越して 16GBメモリ 4枚としました。
![](https://www.db-tec.com/wp-content/uploads/2022/04/3-1024x768.jpg)
という事で 今回の入手物は以下の通り
CPU:Xeon E5-2650v2 × 2
MotherBoard:Supermicro X9DRi-LN4F+
memory:DDR3-14900 ECC Registerd 16GB × 4
次回は 既存PCの中身入れ替え構築予定です。
2022 PC構築編に続く