以前 ブログに書いたPCサーバの増強をしたので ご報告がてら。。。
以前のブログ
(準備編)https://www.db-tec.com/index.php/category/blog/0090
(構築編)https://www.db-tec.com/index.php/category/blog/0094
構築時のスペックからCPUとメモリの増強を行うべく日夜オークションを徘徊すること幾星霜、、、
という訳ではなく 放置状態だったのですがこの度 CPUの交換とメモリ増設を行いました。
きっかけとしては VMWareのブロードコムによる買収で ESXiの無償提供中止のニュース。別のマシンでESXi6を構築して 仮想マシンの構築などで利用しているのですがそろそろバージョンアップしようかと考えていたんですよね。
ただ、こういう状況になると先のない製品にするのもどうだろうかと 思いましてじゃあ別の仮想プラットフォームを構築しようと考えました。
今回増設したPCサーバはwindows10で利用していたのですが これを機に仮想プラットフォームにしよう!
となるとメモリはもっと欲しいなーと言うのが 今回増設した動機となります。
以前の記事で最終的に384GBのメモリを載せたいと書いたのですが 当初今回はそこまで行く気は最初なかったのです。
拡張後256GBを考えていました。
が、オークションで あるものを見つけてしまいました。
ブレードサーバ単体での出品です。
内容としては CPU Xeon E5-2670v2 が2つと DDR3 ECC Registerd PC1600のメモリ16GB × 16 =256GBが搭載されたもの。
CPUに関しては現在 Xeon E5-2650v2 なので スペックアップできます。
ブレードサーバ故に買う人が限られるようでなかなか入札されない出品でした。
これ普通のマザーボードでこのセットだったら いくら10年前のCPUとはいえあっという間に落札される構成だと思います。
あと、メモリ単体の出品に関しては1枚16GBのものだと2枚組、4枚組が多い傾向にあります。
例えば128GB増設しようとすると 2回以上落札する必要があります。256GBなら 4回以上ですね。正直面倒。
ところがこのブレードサーバを落札できれば1回の落札で+256GBの 合計 384GBを実現できます。ついでにCPUまでアップグレード出来る。
って事で 落札。だーれも入札しません。なんなら 複数回出品されていたもので 1割価格を下げての出品でした。
届いたのがこちら。
![](https://www.db-tec.com/wp-content/uploads/2024/02/1-1024x768.jpg)
早速CPUとメモリを取り出し、PCサーバに移植します。
![](https://www.db-tec.com/wp-content/uploads/2024/02/2-1024x768.jpg)
![](https://www.db-tec.com/wp-content/uploads/2024/02/3-1024x768.jpg)
ぶっちゃけ苦労したのは PCサーバからマザーボードを取り出す、
CPUとメモリを搭載して マザーボードをPCサーバに格納する。
この作業です。
なんせ ケースもでかいが マザーボードもでかい・・・周辺の部品全部取っても「すっとは抜けません」し「入りません」。(^_^;)
後はメモリを装着する際に親指を痛めたくらい。。
![](https://www.db-tec.com/wp-content/uploads/2024/02/4-1024x768.jpg)
という事で冬なのに汗かいて 組み立て完了。(おまけに腰も痛めた模様)
今回ついでにGPUも GTX560 から GTX760に 変更したので 変更点としては以下になります。
CPU : XeonE5-2650v2 × 2 → XeonE5-2670v2 × 2
MEMORY: 128GB → 384GB
GPU : GTX560 → GTX760
消費電力として 増えたのが CPU 2650v2:95w 2670v2:115w なので 1枚あたり20w 2CPUなので 40w
メモリ 1枚あたり 5W 程度と考えて 16枚 なので 80W
GPUが GTX560: 150w GTX760:170w
という事で 合計140w 増えることになります。
んー大丈夫か?そもそも 750wの電源で HDDも8台ほど積んでいるの 正直 電源容量不足・・・
計算上は600wいかないくらいにはなりますが 理想的には その倍の電源を使用するのがいいのですが
1200wの電源などはちょっとお高いというのと このままで利用できれば。。。と言うこともあり、
ベンチマークを回して大丈夫であれば大丈夫としようと思います。
とりあえずは windows10 で様子を見てみます。
無事起動しましたので PCUコアは20 なので 40スレッド分のグラフが見れます。
![](https://www.db-tec.com/wp-content/uploads/2024/02/5-1024x906.jpg)
cinebench2024は CPUに AVX2 が必要なので 一つ前の R23にて ベンチマークをしてみます。
こんな感じ
![](https://www.db-tec.com/wp-content/uploads/2024/02/6.jpg)
メモリは 全然使ってませんね。
取り合えず 電源はこのままでも良さそうですが 寿命が早まる可能性もあるので またお財布と相談の上 交換を計画しようと思います。
って事で このPCサーバのハード的な増強は終了となります。
10年前のCPUというのは変わりませんがメモリを大量に搭載することに依って仮想マシンプラットフォームとしていくつもVMを起動することが可能になったと思うので Windwso11 を動作させたりしたいと言う事さえなければ 結構いい環境が作れたのではないかなーと思います。