パソコン修理_後編


システム技術グループ G.Y

前回(PC修理_前編)の最後に 街の修理屋さんでは直らなかった我が愛機・・・さて、どうなりますことやら
少々時間が空いてしまい かつ長文となってしまいますが ご容赦

前編はこちら
https://www.db-tec.com/index.php/category/blog/0078

5,メーカーへ修理依頼

さて、結局動かない状態なので ここで最後の手段 メーカーへの修理依頼 が頭をよぎります。
ただ、一つ懸念点があります。

「勝手に弄った製品を果たして修理してくれるのか!?」

という点です。

iphoneを例に取ると
例えば調子が悪くなって街のそこかしこにある修理屋さんへ持ち込み修理することがあると思います。
その後、また障害が発生し 全く使えなくなって街の修理屋さんへいくと
「Appleでしか修理できない」と言われ Appleに持っていくと
「Appleの関知しない修理がされているので直せません」と言われる、ということがあります。
どうせappleだって部品、ボードごと交換しかしないのになー とは思いますが、
Apple Store や Apple 正規サービスプロバイダを利用しろ ということなんですね。

で、今回のわたしの場合 マザーボード上の小さい部品とは言え交換しているわけです。
Apple的な思想に立つと 修理不能!と突き返されるかもしれません。

ま、結局言われたときは言われたときだ と腹をくくり、DELLサポートへ電話。
応対は 最近のサポートセンターでおなじみ 日本語が少し怪しい中国人の方。

曰く

1,調査費と、ピックアップ送料(家まで取りに来てくれる!)で 5000円(税別)程度まず必要。

2,調査の結果、修理見積もりを出すのでそれで修理するならその費用が必要、修理しないのであればそのまま返送する

3,コロナの影響で 通常より時間がかかることが予想され修理完了まで3-4週間かかる

事前調査でそういうことは百も承知でしたので手続きをして
休日に家に訪れた佐川の兄ちゃんにPCとACアダプタをそのまま渡し、
目の前で梱包、旅立っていきました。

6,調査結果及び見積もり

修理できません!と言われる可能性に怯えつつ待つこと 1週間と少し。
DELLから診断結果の報告メールが!

ドキドキしながら読むと まず
1,マザーボード修理 2万円弱。。。 えっ安っ!えーーー思ったより全然安いやん。
最小構成でも通電しなかったので修理。それで治らなかったらマザーボード交換しますーとのこと。
マザーボード自体を細かく調査するようなことはしないのね。
修理時に部品が交換されてるのはバレるとは思いますがw

2,バッテリー膨張してるので交換 14000円弱  。。。 えっ 高ーーw。
ま、マザーボード修理費安いから良いけど、こたつトップPCなので バッテリーなしでも良いんだけどなー。

とありがたい見積もり書がきてました。
早速カードにて支払い処理。

そして2週間後 修理途中経過報告メール: 部材調達中のフェーズ
さらに1週間後 修理完了及び 出荷の連絡メール
次の日 我が家へ
修理内容としては 下記の紙が添付されており、Wifi受信機にも問題が有った模様です。。

結構認識していない所でお疲れだったんだね 君。  
って事で 取り敢えず PCは修理され、また普通に使えるようになりました。

めでたしめでたし

それから2日ほど経った頃 DELLから再度電話が。出ると

  • その後PCの調子はどうでしょう。
  • 使う時にはこういう事に注意してくださいね(要はつけっぱなしや高温多湿なところで使うなとかそういう事)
  • 今回の修理は3ヶ月保証あるから何かあったらすぐ連絡して
  • 今後ともヨロシク

的な内容でフォローの電話でした。

ちなみに 修理受付からこのフォローの電話まで 4回位電話してますが見事に全て中国人オペレーターさんだったようです。
にしてもこちらも結構難しい言い回しした事あったんですがちゃんと読み取ってました。
(話しながら 「あ、これ言い直さんとあかんやつや」と思ったのですがちゃんと意をくんでくれました)
正直 結構言語レベル高いと思います。話す方も違和感ちょっとあるくらいで聞き取りにくいとか全くなかったので)

7,今回得た私なりの結論 (異論は認めます)

1,修理はメーカーへ
PCの修理 特にノートPCの修理はある程度切り分けて マザーボード絡みの場合には素直にメーカー修理出したほうが
結論としては幸せになる。
ただ、日本メーカーの修理費は高い傾向にあるので そこは値段とのバーターになると思います。
USB端子が壊れたとかモニター割れたとか 部品と半田ごてと腕さえあれば治るような場合は
街の修理屋さんが手軽で良いと思います。
逆に電源入らない(ACアダプタが原因ではない)、(OSクリーンインストールしても)いきなり落ちる事がある 等は
メーカー修理をお勧めします。

2,DELL 良いねー
さすがは世界最大PCメーカー。扱う量が多いので費用も安く抑えていけるのだと思います。
製品の価格もそうですがサポート費用に関しても影響しているのでしょうね。
あと、思ったよりもサポートのやり取りが丁寧でした。これは本気で意外。
結構サポートに関しては悪い評判なんかも聞いたりしていたのですが
まぁ母数が大きいからそういう意見も目立つのかなと。
次買うノートPCは勿論是々非々で判断はしますが 3択とかになった場合にもDELL製品が入ってくると思います。
(今の感じではメーカーとしてHP,DELL, と後一つって所でしょうか)
少なくともNEC,VAIO,FUJITSUは スペックに見合う値段と言う観点で外れます。。。
悲しいですが。物は良いかもしれませんがねー。
サポート重視(特に日本人の)であれば国内メーカーは選択肢に入ってくると思います。

3,代替PCは有ったほうが良い
例えば 新しいPCを買った時 古いPCはどうするでしょう?下取り?廃棄?
私は捨てれない症候群に罹っているので 売らずにそのまま持ってます。
今回 PCが修理中、前に使っていたノートPCを復帰させ、利用していました。
こいつは外部GPUに障害があり、外部GPU使うゲームを起動すると OSが落ちると言う代物ですが
普通に使う分には支障なく使えます
もし代替PCがなかった場合、故障 = 即 別のPCを調達する必要が出てきます。
となると修理で直るPCも修理は諦める事に、しかも新しいPCは 十分な検討期間と予算無く買う事になりかねません。
代替PCがあれば修理せずに新しくPCを買う という事にしても タイミングを見計らう余裕ができます。
ま、これは年がら年中PCを必要とする人だけの話だとは思いますが(笑)

4,ノートPCは24時間稼働しちゃ駄目
街の修理屋さんの調査結果で言われたのが 「すごいそれぞれの部品が劣化しているんですよ。。。
そんなに年数経ってる製品では無いのに。。。」
と言われました(笑)
24時間稼働してりゃ普通の稼働時間を8時間としても3倍の速度で劣化しますよねー。
さらに連続稼働することにより時間比率以上の負荷がかかるみたいです。静電気がたまるとかで故障の原因にもなったりだとか。
反省です。。。
※ちなみにサーバ・ワークステーション等には 24時間稼働を想定した高耐久部品が使われています。
なので同じようなスペックのコンシューマPCに比べて価格が糞高いのです。

5,いざ壊れた時にどうするか(修理するのか 新しいのを買うのか)を予め決めておく
今回購入からまる3年経って無いPCだったので躊躇なく修理を選択しましたが
例えば5年経っていたら 修理では無く 購入を選んでいたかもしれません。
予め 何年経ってたら新規で買うとか決めておくと 良いと思います。
個人的には 5年間隔くらいかなーとは思っていますが、最近のPCのサイクルとして7年経っても
ある程度使えるような長期スパンになっていると思うので これは予算と考え方次第ですね。