システム技術グループ G.Y
連日の猛暑の中 今年もOSC京都に参加してきました。
各ブースはあまり詳細には回れなかったものの有意義な時間が過ごせたと思います。
土曜日朝から参加したわけではなく 昼のセッションから。
まずは招待講演 「フィンランドの高校で体験したICT教育」 と第して洛北高校の生徒さんが発表。
この方は若干の脳障害を持っているとの事で紙へ文字を書くのが苦手とのことでキーボードなどで入力できるのはとても助かるという事でした。でICT教育に興味がわき 世界一ICT教育が進んでいるというフィンランドへ留学して それを発表と言う事になったそうです。
※この方が留学した地域だけの話かもしれないので と断りがありました。
まず試験の確認、欠席の連絡、学校からの連絡すべて ICT(Wilma というシステム)で実装されているとのこと。もちろん親も確認可能、試験結果の隠蔽は無理!
また Googleが提供する 「G Suite for Education」を活用しwilmaと連携しているとのこと。
※ただし、、教職員のメールアドレスがOffice365なこともあるそうです(笑)
先生が授業で利用したスライドなどは G Suite のTeam Drive を経由して確認、課題の提出などもこれを通じて提出。小テスト(授業中に実施するもの)はGoogleFormで実施。
定期テストなどでは
- 出版社がプラットフォームを提供している。
- 国が高卒試験用のプラットフォームを提供している
日本じゃ団体、各会社、意見が入り乱れて結局古くさーいシステムになったりするのかなぁとか絶望しか出てきません。とはいえ日本でも「G Suite for Education」を利用している高校なども出てきているようです。日本のSIerは何してるんでしょうかねぇ。

個人的には 紙に書かないと覚えないんじゃない?っていう思いもありますし、デジタルデータの保存性が悪いこともあるので全面的にICT推進には賛成できない所もあるのですが世界は進んでいるのだなーと思いました。
ちなみに会場は ブースでの展示主体会場、セミナー中心の別棟別階の会場と2つあり、展示主体会場の俯瞰はこんな感じ

ブースではOracleの大阪の方が座っていてMySQLのマネージドサービスのリリースについて聞いたり、LPICの方と LinuCとの差などの話をしたり。。。(グッズもらいましたw)

閑話休題
次に参加したのは 「AWSを利用したデータベースリファクタリング手法」 という事で どゆこと? と思ったので聞いたセッション。データベースをリファクタリングする理論とかではなくて 現在稼働中のデータベースを動かしながらどう リファクタリング版に切り替えていくかというお話でした。
- AWSのサービスのDatabase Migration Service(DMS)を利用して 現行DBを移行し、かつトリガーを仕掛けてデータを新ルールに則った形のDBを別に用意する。
- アプリは旧DBに書き込み、新DBから読み込みをするようにする。
- テーブル単位 等徐々に移行が可能
ということです。ただしデメリットとして 旧DBへの書き込みと 新DBへの更新がタイムラグが大きくなるとシステムとしてNG、DMSが停止しても NGとあるので運用を考慮する必要があるということです。が、講師の方のシステムでは 問題がないわけではないがこれで進めていっているということでした。
お次のセッションは すでに現役引退された方の 「実践IOTハウス」RaspberryPiを利用した IoTハウス ということで、小型ボードPCを利用して 家電の自動化や防犯システムの構築を紹介されていました。

素直に還暦過ぎて プログラムをバリバリ趣味で書いているというのは すごいなー と感じます。

ま、色々100Vを扱う際の注意点等 述べてくれてまして この人は資格持ってるでしょうから良いんですが「一般人が資格無くコンセントいじるのは法律違反だよー」 とかツッコミ入れたくなりました(笑)
で最後は恒例のLT大会。 1日目(金曜日)に学生LTが行われ評価の高かった高校生やいつも登壇する人のLTを堪能し 今年のOSC京都から退散となりました 。

また来年も来ようと思います。
しかし毎年参加する日は暑い・・・