振り子時計(後編)


システム技術グループ G.Y

ひょんな事から祖母の故障した振り子時計を貰って 同級生の時計店に修理を依頼してから・・・

月日は流れ 2ヶ月ほど後のある日 修理完了の連絡があったので 地元へ引取に。
そこで改めて 時計の設置について、ネジの巻き方などの注意事項など聞いて帰宅。

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設置、利用方法について
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まず時計の設置について
直の壁である事
時計はまっすぐ設置傾くと狂いが生じる(これは X,Y,Z軸共
振動の少ないところ(ドア横などは駄目)
設置には糸を使い 垂直を担保し、位置が定まったら 押しピンなどで位置固定を行う。

鐘の音を生み出す金属棒は折れやすいので触らない(しかもこの金属棒は相当高度が高く もう今現在は作っていない金属らしい)
金属棒は時計の移動時には固定する(固定用の金具も下の写真のように装備されている。
振り子の調整ネジは触らない!サビが生じているので折れる可能性高い。
(振り子の下にネジで動く小さい重りがあり微調整に使用)

巻き方としては
左右両方ねじ巻きのための穴が空いているが 左側が鐘用で時計回り、右側が時計用で反時計回りで巻く。
ある一定のところで急に重くなるのでそれ以上は巻かない。
ちなみにねじ回しは本体内部に保持。

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設置場所は最初は1階の部屋にしようと思ったが カチコチの音が気になるとの家人により却下。
結局自分の部屋に設置することになったが 掛けることの可能な場所 かつ ねじを巻ける場所がドア横のみ。。。
先に記載した設置場所の注意事項にあった駄目な場所 ドア横 だが まー開けっ放しのドアなので妥協。
設置を終え、振り子をセットし、ネジを巻いてまずは鐘の音を堪能。

カチコチと振り子が揺れているのは良いものです。
あと、意外と気にならない。まぁ好きな音だからか。
で、毎時30分には一回 鐘一つ。
時間ごとには時刻分(1-12回)鐘を打つのだが 時計を見ていなくても時刻がわかるようになりなかなか重宝している。

三週間に一回ねじ巻きをしないと駄目だが今の所 忘れて時計が止まった事は一回しか無い、期間を覚えていなくても振り子の振幅が小さくなるので見たらねじ巻きをしないといけないかどうか分かるのだ(それでも見逃してかつ忘れたわけだが)
あと、修理してもらった際に振り子の調整などもしてもらって時刻が正確に刻めるようにしてもらったのだが はっきり言って精度は私の安い国産メーカー製自動巻き腕時計より良い。
一ヶ月で1-2分程度早くなる程度。感覚で違いが出るほどになれば 時計の針を指でちょんと戻してやる。

ちなみにここで振り子時計を持ってから知った事を1つ。
鐘の音が鳴る三分ほど前に準備の動作をする、この時ガコン という音がする。あと、12時を過ぎてしばらくすると 鐘の音をならす仕組みが一巡するからかガチャガチャ結構大きい音がする。
まぁー最初に聞いたときは深夜だったため 結構 吃驚した。

そういう訳で、今は当たり前で随分安くなった電波時計も良いが 完全アナログな振り子時計もなかなか良いのである。

今、身の周りでアナログな物はどんどん姿を消しているが レコードやカセットテープが再販売したり アナログ回帰な動きもある。
さてどうだろうあなたの家にも 振り子時計 (結論それかい)