JAWS-UG re:Union 2018 Osaka 参加記


システム技術グループ G.Y

去る 2018年8月5日MOTEX様にて JAWSUG主催re:Union 2018 Osakaが開催されました。

これは 先に発生した北大阪地震にて中止となった「AWS Summit Osaka 2018」で行われるはずだったセッションを多数実施するイベントになります。
と言う事で 勇んで参加となりました。

全体的に内容が濃く、また 10:30~19:10 まで の間に10のセッション
各セッションの間の休憩時間は 5分~20分
昼飯を食べるタイミングがありません(TдT)。

※10Fにカフェを設置し、そこではセッションの生中継もしていましたが 結局利用せず。。。

セッションリストは タイムテーブル https://jawsugosaka.doorkeeper.jp/events/76584(外部リンク)
を見てもらうとして、全体的な感想を述べると

・案外 AWSの新機能(セッション中では「キラキラ」と表現)を使うよりも既存の機能を組み合わせて 利用しているのだなという事。
新規にシステムを組むのであれば クラウドで構築するのが良いのだろうなという事(よほどの理由がない限りは)。
※ 「企業内でサーバ購入稟議を一律停止」したという会社も。

あとスピーカーの皆さん、笑い・ネタを仕込みつつ興味を示しそうなキーワードを抑え話に引き込む方々ばかり。
すべてのセッションが面白く、結局最後まで昼ごはんを食べに行く踏ん切りが付きませんでした。
(終わってすぐに新大阪駅でアルコールを流し込んだのは言うまでもありません)

中でも感銘を受けたのがFM和歌山の山口さんの発表。

我が故郷和歌山 ということもあるのですが、 AIアナウンサーを活用した放送を実運用に乗せている。

また、それにとどまらず ドローンを利用した災害時などの誘導・案内ソリューションの開発等も共同で行っている。

大企業ばかりじゃないんだ。

今回登壇された方たちの会社というのは 結構規模の大きいもの、サービス起点のスタートアップ企業 どちらか
なのですが FM和歌山は昔から有る地方放送局。

社員数はそれなりにいると思ってたのですがわずか7人

でも、AWSのサービスを使って 災害時の24時間放送の実現 等今までの常識ではありえない事を実現している。
すごいなと素直に思いました。

あと、フジテック、ダイキンさんなどはioT、そして其のシステムを開発して広めるに当たってのアプローチの仕方
(熱心なユーザを一人見つけて其の人向けに作れ!)

任天堂さんもswitchのプッシュ配信システムでの苦労話。

機械学習に関しては 2つセッションがありましたがいずれも「機械学習は従来の方法でうまくいかない場合に選択するツールで
他の手段で解決できるのであれば機械学習は選択しない」

AWS社員の方のセッションでは AWSサービスをどう使っていくか、意外と売上の7-8割は EC2とRDSの旧来のサービス
等々 一言で片付けるのが難しい多数の情報が脳内に叩き込まれた1日となりました。

取り敢えず次回は昼ごはんの時間を用意してください という所ですね(笑)。