春ですね。みなさんの会社にも新入社員の方が入ってきたりしているところでしょうか。
フレッシュ!
さて、私も今いる現場で去年の秋ころから研修を終えた新人さんの教育を任されたことがありましたので、その記憶を掘りおこします。
なんやかんや後輩やら部下やらに指示出しとかはしてきたのですが、「教育」ってなるとまた別物で、難しいけど面白いな-と思ったので。
■新人さんの技術レベル
この春新卒のプログラミング経験皆無の方(研修でJavaの基礎的なことはやったみたいです)
■私から指示出しした内容など
・プロゲート使って、HTML、CSS、Javascriptの基礎をなめてもらう
プロゲート(外部リンク)
https://prog-8.com/
最近は学習系のコンテンツって増えてますけど、フロント周りの技術なら、ここで実戦編まで触ってもらえばそこら辺のスクールに通うより全然力つく気がします。
その都度進捗を見ながら、怪しいところだけフォローする感じ。下手に一から自分で教えるより全然いいです・・・。月額980円とかで激安だし、HTML、CSS、Javascriptだけなら一ヶ月ありゃ、終わりますしね・・・。
・HTML検定みたいなの(一応)受けてみる
HTML5検定(外部リンク)
http://jsdo.it/event/html5cat/2012/autumn/
これは、現在の実力把握してもらおうかと思って、プロゲート一通り終わったあとにやってもらったんですが、正直いらなかったかなあ・・・。と。
お遊び程度にはなるんですけど、イマイチではあります。
本気でやるなら、こういうのとかですかね。
HTML5プロフェッショナル検定(外部リンク)
http://html5exam.jp/
・ググるときのポイントを伝える
自分が慣れてると、できて当たり前って思いがちですけど、検索の仕方って勘所がわからないうちは結構とんちんかんなことやってしまって、変な情報にあたること多いです。
大事なのは、「情報の更新日を見る」「信用できる情報かどうか疑う」「公式のリファレンスにあたる」「フロントエンドまわりならMDNを見る」「エラーメッセージでググる」とかとか。
何を当然のこと、と思われるかも知れませんが、意外や意外、できてませんのよ。
ググり力(ぐぐりぢから)大事です。
・エディタは与える
最初からコードヒントみたいなのでるやつ使っちゃうと、癖がつかないので、サクラでガリガリ描いてもらってたんですが、ある程度になったら「手抜きを覚える」ために便利なエディタ使ってもらったほうがなんだかんだ早いと思われます。今回はフロントエンド周りの業務がメインだったので、定番のAtomを使ってもらいました。プラグイン等はおすすめかつ普段自分が使っているものを伝えておいたほうが吉。
ほっておくと使いづらい環境のまま、使いづらそうにしていることけっこうあります。
VSCodeとかSublimeとか、まあそこらへんはお好みで。
フロントエンド触るのにEclipseを選択肢にあげては駄目ですよ!
ATOM(外部リンク)
https://atom.io/
・キーワード調査
IT関連の仕事が初ということでしたので、知見と引き出し広げのために、毎日1ワード指示を出し、調査→発表ということをしてもらいました。
これに関しては、効果あるのかどうか・・・。もっといいやり方とかありそうな気はしてます。
・CSSフレームワークを使ってもらう
現場のプロパーの方から与えられた課題でPHPで掲示板作成というのがあったので、そこにBootstrap(v4が安定版になりましたね!)でスタイルをつけてもらったり、しました。
後ろではgulp動かす感じで。なるべくフロントエンドの今っぽい技術にはたくさん触れてもらってます。
でも今っぽいって話するならせめてWebpackなのかなー(それでも古いのか)。
Bootstrap(外部リンク)
https://getbootstrap.com/
gulp(外部リンク)
https://gulpjs.com/
・Git使ってもらう
バージョン管理の知識はどのみち必要なので、コード書いてもらってるときは、常にGitでバージョン管理してもらっていました。
基本のコマンドと、作業内での流れを伝えて、下記のサイトでさらっとブランチについて学んでもらいました。とにかくコマンド打つことに抵抗感なくすの大事だなあと思います。
Learn Git Branching(外部リンク)
http://k.swd.cc/learnGitBranching-ja/
ざっと見ると結構詰め込みですね・・・。
一度に詰め込める分量は人に寄ると思うので、そこらへんはわり常に気にして、声掛けして、しんどくなっていないか見るのも大事ですね。私もまだまだなので頑張っていく気持ち。
みなさんにおかれましても、良い教育環境づくりをー。